飯能市にあるきまま工房木楽里さんのご協力を得て、木育活動の導入にぴったりのダイナミックなとりくみになりました!木楽里の井上さんから、「森に木があることで私たちの生活が守られていること」を子どもたちにわかりやすくお話していただけました。子どもたちは、とても興味深く集中してお話しを聞いていました。今回のテーマは『みんなの木をさがしに行こう!』です。間伐するのに適した木を選ぶポイントを教えていただき、みんなで探し「この木にしよう」と決めました。子どもたちの真剣な様子を見て井上さんにご配慮いただき、当初は見学の予定だった中学生の伐採を小学生が手伝えるようにロープをかけてもらいました。職人技のロープさばきに子どもたちも「お~」と歓声を上げていました。おかげで参加したスタッフと子どもたちが全員30年もののひのきの伐採に関わることができました。小学生はロープを持つと感じる木の重みの手ごたえを、中学生はみんなにロープを引いてもらうことでのこぎりが引きやすくなることを実感できました。切り倒したひのきの回りにみんなで集まり、切りくずの香りを楽しんだり、樹皮の下のみずみずしい樹液の甘味や木の表面のつるつるした肌触りを確かめました。小学生が井上さんのガイドで周辺をお散歩している間も、中学生は枝おとしに励みました。おやつにご当地グルメのみそポテトを食べたあと、中学生は搬出まで根気強く立派にやり遂げました。小学生は、グループにわかれてグラスホッケーを楽しみました。「グループに分かれるけれど順位は関係ない。競争ではありません。みんながルールを守ってゴールすることが目標だよ」と話すと、それぞれが励まし合って夢中になってゴールを目指しました。自分たちのチームがゴールしても、最後のチームがゴールインするまでみんなが声をあげて応援し、ゴールの瞬間には自然と拍手をしていました。最後に、井上さんから「こうやって公園とは違ってでこぼこのある自然の中であそぶとけがをしないバランスのいい体になるんだよ」とお話ししていただきました。木子里の活動方針の『しなやかな体づくり』にもマッチしています。満ち足りた時間・・・というのはこういうことを言うのだな、とうれしくなりました。次の行程を中学生プログラムや各施設でとりくんでいきます。