18日(火)に所沢特別支援学校(小中)の卒業式に参列してきました。先生や生徒さん、みなさんの心がこもった、とてもあたたかい式でした。高等部の生徒さんと一緒に『旅立ちの日に』を口ずさんでしまいました。木子里やテラスでも、卒業生が通う曜日にお別れの会や卒業を祝う会を行う予定です。スタッフは下級生の子どもたちと一緒にみんなの卒業を祝う会の準備をしています。「おめでとう」の切り貼りも、つくる目的をしっかり理解し、手慣れた感じでつくりあげてくれました。どの子も一回り大きくなって新年度を迎えることでしょう・・・みんな、がんばれ!
3月中旬から保護者の方と個人面談を実施しました。施設内は内覧会の面談のときに比べると、子どもたちがすごすぬくもりがあふれています。「雰囲気が変わりましたね」とみなさんに言っていただきました。日課ボードや畑を見ていただいたあとで、テラスでの様子やお家や学校での様子を共有しました。子どもたちの意外な一面にお互いびっくりしたり、感動したり、本当に有意義な時間になりました。保護者のみなさんと子どもたちを真ん中にお話しさせていただくことで、私たちと子どもたちとの距離がぐっと縮まります。「お家にいるときのように、もっと安心しておしゃべりしてもらいたい」「好きなあそびをとりくみに活かせればもっと楽しくなる」これから働きかけていくことやとりくみへのアイデアの引き出しが増えました。保護者のみなさんには、子どもたちの今と将来についての思いを伝えていただきました。「心配しないで。しっかりやってますよ」「頑張り時ってありますよね」「立ち直りが早くなってきましたよ」「他の学校のお友達ともあそんでますよ」「お母さん、体に気をつけて」「木子里に望むものはなんですか」私たちスタッフの関わりが子どもたちの成長につながり、子育ての応援ができれば良いな、と思っています。
先日、WEBマガジンのB-plusさんから取材依頼がありました。木子里を運営する(株)がくどう舎の「社会貢献を目的とする株式会社を目指す」という理念に魅力を感じていただいたようです。経営スタイルもとてもユニークということで、関根社長が経営者インタビューのコーナーに登場します。インタビュアーは女優の宮地真緒さんです。とても美しい方でした。活動中の子どもたちは取材対象ではありませんが、驚かせてはいけないので『はじめの会』で「今日はいつもと違って2階にお客さまが来ますよ」と説明しました。「じゃあ、こんにちはって言おうね!」とスタッフが促す前に子どもたちが話し合っていました。「よく気づいたね。そうだね。こんにちは、は大事だね。うん、挨拶は大事!」とほめました。取材の方たちがみえると、子どもたちが玄関で「こんにちは!」と元気よくご挨拶してくれました。取材では、関根社長が木子里スピリッツを語っています。WEBマガジンの掲載は4月上旬の予定です。取材に来た方に、ひなまつりおやつ(今日は飾りいなりと3色ゼリーでした)をお出ししたところ、「おいしいです!」と完食してくれました。トークとおやつでお腹いっぱいの『おもてなし』ができたでしょうか・・・
ひなまつり会で手づくりに挑戦したのはスタッフだけではありません。子どもたちも、ビーズのブレスレットをつくりました。木子里の活動方針にもある「しなやかな手を育てる」活動としてプログラムに組み込みました。子どもたちは「かわいい!」「きれい!」が大好きです。男の子たちも「ママにひなまつりのプレゼント!」と積極的でした。自分たちでたくさんあるビーズの中から、好きなものを選んで小皿にとり準備しました。数えて、つまんで、通して、とひとつひとつの工程を丁寧に確認しながら進めました。細かい手指操作が苦手な子も自分のペースでじっくりゆっくりとりくみ完成させました。
水曜日のクラスでひなまつり会をしました。スタッフが近隣の方からいただいた段飾りのひな人形を飾りました。お手入れがしっかりされていたので保存状態も良く、『日本の美』を感じるきれいなお顔のお人形たちです。スタッフもがんばって、桃の節句のおみやげを手づくりしました。先日のフォーチュンクッキー同様、おみやげと言ってもただ単にサービスとしてものを贈っているのではありません。手づくりのぬくもりや技を伝えるため、子どもたちの成長を願うスタッフの思いを届けるため、にとりくんでいます。フェルトでつくったさくらもちは「お家のおひなさまの前にうれしそうに飾っていました!」と連絡帳で報告していただきました。折り紙でつくった飾り箱は「今度、つくり方を教えて下さい」というお母さんもいました。さまざまな形でみんながつながっていくのがステキです。今年は26日限りのとりくみになりました。別の曜日のみなさんには申し訳ないのですが、端午の節句を楽しみにしていて下さい。
週間天気予報から雪マークが消えてみなさんホッとされていることと思います。大切な子どもたちの豊かな活動には『安全である』という大前提が必要です。今回の大雪にはスタッフも総力をあげて大雪と向き合いました。一瞬ですが、「大変だ!」という気持ちから「安全最優先=無事に乗り切ればOK」というムードになりかけました。14日は早めの送迎を開始することにしましたが、「準備していたバレンタインのとりくみは短縮バージョンに切り替えてしっかりやろう!」と気持ちを立て直しました。
今回はあまりに水分の多い大量の雪で、あそびにつなげる余裕が持てず残念に思っていたのですが・・・昨日は、「これも生活の中の大切な仕事だよね」と雪かきに子どもたちを誘いました。はじめは「え~っ!」「お手伝いはちょっと~」と前向きになれない表情の子どもたちもいました。スタッフが丁寧にスコップを入れてすくう角度を伝えていくとだんだん雪をのせる感覚をつかんで楽しくなってきたようでした。「なんだかわからないからやらない(できない)」が「なんだかおもしろいからやめられない」に変わっていく様子が見てとれました。ほっぺたが真っ赤になるくらい夢中になって大きな雪のかたまりを二つかき終えて室内に戻る子どもたちを「助かったよ!ありがとう!」とスタッフみんなが拍手喝采で迎えました。子どもたちのふにゃ~っとしたなんとも言えない笑顔から、期待されたことをやり切った喜びを感じてくれていることがわかりました。依存と自立のバランスが絶妙に保たれて、子どもたちの成長を実感することができる貴重な体験になりました。
毎年楽しみにしているもののひとつに特別支援学校と特別支援学級に通う子どもたちの『ふれあい作品展』があります。市役所の1階に展示されています。(展示は本日が最終日でした)木子里と木子里テラスに通う子どもたちの作品も展示されていました。どの学校も、どの子どもたちも、力作ぞろいでした。きっとみんな先生方と一緒にがんばってとりくんだのだろうな~と想像できました。さまざまな素材と感性豊かな色合いがステキでした。子どもたちが「今日学校で作品展を見に行った!市役所でうどんも食べた~!」と下校後すぐに元気よく報告してくれる日もありました。学校のしおりを広げて、しばらくみんなでおしゃべりしました。「たくさんの人に見てもらってよかったね」と話すとみんなニコニコです。少し照れて、誇らしげな思いが伝わってきました。
テラスでは「みんなであそぼう」の時間にEXILEやAKB48、きゃり~ぱみゅぱみゅの曲を時々流しています。みんなノリノリで自然に体が動き出します。中にはトランポリンで飛び跳ねながらステップを踏むすごい子もいます。AKBの曲を聴くうちに本当のフォーチュンクッキーをつくってみたくなりました。24日はおやつタイムにもBGMを流し、「この曲知ってる?」とたずねると「フォーチュンクッキー!」と得意げに女の子たちが答えました。「どんなクッキーか知ってる?」とたずねると「???」予想通りの反応に「ジャジャーン!これです!」とスタッフが早出してつくったクッキーをお披露目しました。好きなクッキーを引いてもらい「大吉だ!」「やった~!」「大大吉?」「なに~!」「これなんて読むの?」「吉・・・?」とみんなで盛り上がりました。この楽しさをご家庭でも味わっていただこうと今月の『KIKKORI 島』のおみやげとして保護者のみなさんにもお届けしました。次の利用日に「私が大大吉をひいてしまいました・・・」「パパはおみくじを観葉植物に結びつけました」などなど連絡帳を通してたくさん楽しいご報告もいただきました。ご家庭でも楽しいひとときを共有していただけ何よりです。スタッフも「何度もつくるうちに腕前があがっちゃいました~」と喜んでいます。夕方のミーテイングで「試作段階でつくったVERYBADをひいてしまったので・・・」と最後の一個を引き直すスタッフがいました。自分たちでつくったおみくじでもやっぱり良い結果がいい・・・というのは心の不思議です。新しい年が始まりあっという間に1ヶ月たってしまいました。ごあいさつが遅くなりましたが、今年もみなさまにとって大大吉な年になりますように。来週はMY恵方巻きにかぶりつきます!
今週の連絡帳では、年末のご挨拶をいただくと同時に、『子どもたちが仲間と共に放課後を過ごし、さまざまなことに挑戦して体験できる活動の場と出会えた喜び』をまっすぐに熱く伝えていただく方が多かったです。その思いはそのまま私たちスタッフの責任と励みになります。保護者のみなさまをはじめ、たくさんの方々に支えられて、今年は1年目ながら2つの放課後等デイサービスを開設することができました。
秋にハロウィーンの大きなかぼちゃをくり抜いた時は、その日出席していた子どもたちがワ~ッとテーブルに押し寄せました。スタッフの説明を聞きながら輪になって座り、みんなが順番を守ることを意識するようになりました。どの子もしばらくはスタッフと1対1の関係の中でくり抜き続けました。3周目くらいになると、自然に待っている子どもたちがスタッフを真似て大きなカボチャを支えてくれるようになりました。環境を整えて待ち、自主性を促す保育の成果です。こんな瞬間に私たちは喜びとやりがいを感じます。
スタッフの想定をはるかに超えて子どもたちが力を発揮してくれる場面もたくさんありました。先日の年越しうどんづくりでは、「コツコツと毎年腕を磨いていく予定が1年目でこんなにおいしいうどんを打ってしまったの~!?」と驚かされました。「ボーっとしてはいられない!」とスタッフもお楽しみの引き出しをいつもいっぱいにしています。スタッフ側のやりたいことが先行して子ども不在にならないように、期待されたことには応えていけるように、とりくみの準備や振り返り、連絡帳や送迎時の保護者のみなさまとのやりとりを大切にすることでスタッフと子どもたちの息も合ってきました。
学校や他団体のとりくみも私たちにとっては学ばせていただく良い機会になりました。トコトコフェステイバルで使われていた音楽を流すと嬉しそうに「楽しかったな~。頑張ったな~」という表情でみんなで体を揺らしたり、手づくりの楽器を叩いて楽しみました。パステルアートの講習会や展示会では『UPの会』のみなさまにお世話になりました。自分たちの枠組みだけにとらわれずに、子どもたちの生活と未来を丸々受け止める視点も大切にし、必要なもの、良質なものを吸収させていただきながらつながっていきたいと思っています。
こう書きこんでいる最中にも、「新年早々おやつにフォーチュンクッキーをつくろうかな~。きっと盛り上がるだろうな~」「7日はやっぱり七草がゆが外せない・・・」などなど、いろいろな考えが頭に浮かんできます。
子どもたちの社会性はあらゆる場面で育まれます。これからも自分たちへの問いかけを忘れずに、保護者のみなさまと子どもたちの成長の喜びを分かち合わせていただきたいと思います。まだまだ未熟ではありますが、来年もよろしくお願いいたします。みなさま、よいお年を!
(株)がくどう舎の職員基礎研修として、所沢中央消防署にて救命講習と初期消火訓練を行いました。受講経験者が多く、訓練はスムーズに進み、効果測定もみんな戸惑うことなく行えました。講習では訓練用の人形と水消火器を使用しています。スタッフ一同、ヒヤリハットを含め、常に安全に対して意識を高く持つように心がけています。今日の訓練をベースに、子どもたちとすごす日々の生活に照らし合わせ、どのようなことが想定されるのか、どのような対応ができるのか、自主的に意見を出し合い訓練していく時間をつくっていきたいと思いました。
所沢中央消防署のみなさん、ご指導ありがとうございました!
今日は活動の時間がたっぷりとれたので、おやつに丸鶏を使ってローストチキンづくりに挑戦しました。先週からの予告が効いたのか、テラスに到着すると「今日は何をつくるの?」「クリスマス?」「とりの丸焼き!」と、みんな楽しみにしていてくれたようです。台所付近をウロウロして、「早くつくろうよ」とアピールしてくる子もいました。用意した丸鶏に抵抗感を抱く子もいるのでは・・・と心配していましたが、みんな積極的に関わってくれました。お肉の臭みを消すためにレモンでこする作業では、順番を待っていた子がにんじんで一緒にこすり始めました。「それもいいね。おいしくなるおまじないだね」と声をかけるとさらに一生懸命になりニコニコと得意顔。
はじめは周辺参加で遠巻きに見ていた子もじっくりと観察したあと、最終的には人差し指でハーブソルトをすり込んで「やった~。ぼくも手伝ったよ」と満足顔。全員が関わってつくりあげ、できあがりは味も見た目も上々でした。付け合わせのグリル野菜(じゃがいもとにんじん)も好評で、いつもあまり食べない子もおかわりをしていました。ももや手羽はそのままで、むねの部分は特製トマトソースをかけて、一羽で2つのおいしい食べ方を楽しみました。『食べることは生きること』仲間と一緒に元気な心と体をつくり、たくさんのことに挑戦していける力を育てていきます。 *フォトギャラリーもご覧下さい。
今日は木子里テラスのスタッフ研修の一環で、早稲田大学のボランテイアサークル『ポップコーン』さんの活動を見学させていただきました。お天気にも恵まれて所沢特別支援学校の校庭と体育館を使って活動されていました。遊具も豊富で安全管理もでき、とても良い環境が用意されていました。しばらくして「野球を一緒にやってもらえると助かります」と声をかけていただき「それでは、よろしくお願いします」と参加しました。「え~」と言いつつ、まんざらでもない様子のスタッフ陣は、ウォーミングアップもそこそこに本領発揮!女性スタッフもジャストミートでヒットを打ちました。始めは優しく下投げしてくれたピッチャーさんも、次第に振りかぶっての上投げに・・・その後も職人芸のいぶし銀ヒットにホームランも決めていました!本気で汗を流して楽しみました。どんな世界でも『若さ』と『経験』はお金で買えないかけがえのないもの、と言います。学生さんたちの若さはまぶしいほどでした。みなさんの温かいまなざしにスタッフ一同、心がなごみました。参加されている保護者の方とも少しお話しすることができました。代表の方から、長く地域で活動されてきた成り立ちをうかがい、子どもたちにとって大切な場所になっていることがわかりました。ポップコーンのみなさん、見学を快く受け入れていただきありがとうございました!体も温まり少しウキウキした勢いで、午後は入間の彩の森公園まで足をのばしてクリスマスの飾り用に松ぼっくりを拾い集めました。スタッフが何に対しても意欲的で、すぐにまとまり夢中になってとりくめるチームワークは木子里の財産です。大切に育てていきたいと思います。
今日はスタッフと所沢特別支援学校の『トコトコフェスティバル』に行ってきました。放課後の子どもたちの様子から、この日に向けて「練習がんばっているんだろうな~」と感じていたのですが、今日の本番を見て想像を超えて頑張る子どもたちに涙が出るくらい感動しました。企画・構成など、準備をされた先生方にも敬意を表したいです。「本当にすごい!面白い!カッコいい!」「これだけの晴れ舞台が約束されていれば、子どもたちも意欲的にとりくめたのではないか」とスタッフ間で話し合いました。ステージ発表や展示から、木子里でこれからとりくんでいくことへのヒントと「まだまだやれることがたくさんある」というエネルギーをもらうことができ、心の中で何かが燃えました・・・模擬店では「進路が見えてきた」と報告してくれる生徒さんがいました。販売や見学に来ていたOB数名は「仕事が楽しい」「がんばってるよ」「やっぱしっかりしないとね」と満面の笑みで話してくれました。こうやって青年期をいきいきと過ごす人たちと接すると、私たちには木子里で学齢期に関わっている子どもたちの未来に大きな責任がある、と感じます。長いスパンで、生涯を見据えた支援を保護者のみなさんと一緒に考えていきたい、と思います。
木子里と木子里テラスがお花や野菜を育てたり、木育活動を大切にしているのは「自然や人との関わりの中で、人生を楽しみ前向きに生きる人を育てたい」という大きな願いからです。大きな願いの中には、育てる、触れる、つくる、食べる、愛でる、など・・・さまざまな喜びが詰まっています。これまでのとりくみの中で「土に触れているとなんだか気持ちいい。なんだか落ち着く・・・」と話してくれた子もいました。『どんぐり探検隊』も結成し、枝やどんぐりや葉っぱなど、自然の素材が最高の教材となって大活躍しています。先日、こどもエコクラブのお便りを通して、『プロジェクトD』のことを知りました。被災地から安全などんぐりの実を送ってもらい、自分たちで苗に育てて送り返し、被災地の森を育てることに協力しよう、というプロジェクトです。参加申し込みをしたところ・・・今日、ステキなパンフレットと湿らせた新聞紙に包まれたどんぐりが届きました。来週は『プロジェクトDスタート週間』と称して、牛乳パックにどんぐりを植えつけます。復興支援や森を育てることについては、できる限り子どもたちにわかりやすい言葉で、紙芝居なども使って伝えていこうと思います。
先日、木子里テラスのどんぐりトトロを見た保護者の方に「そういえば・・・うちにひょうたんがあるんだけどいる?」と訊かれました。「面白そうですね。是非ください!」と即答しました。「小さいけど、今乾かしてるから・・・」と言われて楽しみにしてところ、今日の送迎のときに手渡していただきました。しっかり乾燥した小さいひょうたんは袋の中であたるとカラコロとなんとも可愛らしい音を立てました。表面は乳白色ですべすべしています。ひとつとして同じかたちはありません。あまりの可愛らしさに、しばらく見とれてしまいました・・・冬に向けて、クリスマスやお正月の飾りができるかな、とスタッフ間で相談しています。いただいた後で調べたのですが、加工には大変な手間がかかることを知りました。貴重なひょうたんをありがとうございます。大切に使わせていただきます。
14日に木子里テラスの周辺の公園を散策してみました。せみの抜け殻とどんぐりが夏から秋へ季節のバトンタッチをしていました。自然ってやっぱりすごい。子どもたちにも見せたい、と思いました。10月の木子里テーマ『秋を感じよう』にぴったりのみごとなどんぐりがたくさん拾えました。昨日今日とあいにくの悪天候でしたが、子どもたちの瞳は「外に出かけようよ」と語りかけてきました。スタッフも「次のチャンスには必ずみんなでどんぐり拾いに行こう!」と夕方のミーテイングで確認しました。
木子里テラスの開設にともない、スタッフの異動がありました。木子里のスタッフが半分に分かれた・・・というよりは、いつ2ヶ所目を開設しても大丈夫なように、物件探しをしながらテラスのスタッフ育成を木子里で平行して行っていた、というのが正解です。スタッフの数が増え、送迎に見慣なれないスタッフが登場したり、連絡帳の文字が変わったり・・・保護者のみなさんを不安な気持ちにさせてしまったことをお詫びします。メンバーが確定する11月に入ってから、利用していただいているみなさんにお便りでお知らせしたいと考えていますので、もうしばらくお待ちください。
3連休の真ん中で、南越谷まで行政研修に行ってきました。8日のものとは別のプログラムです。2つの研修が数回のシリーズで入り組んでいるスケジュールでしたが、どちらも勉強したくてハードになることを覚悟で受講を申し込みました。『研修会への参加』は木子里の活動方針の大切な柱の一つです。同じテーマでも講師の先生によって切り口がちがいます。同じ講師の先生でも研究の進み具合によってその時代に合った最新の情報が加わってバージョンアップしていきます。なので「1度参加したからもう大丈夫・・・」などどいうことにはなりません。常にアンテナを張っておく必要があります。面談をさせていただくと保護者の方々もたくさん勉強して努力されていることが伝わってきて、そこから学ばせていただくこともあります。
前回の補足として、質が問われる大切なものは、当たり前のことですが『専門性』です。『子どもたちと向き合うときに必要なのは熱いハートと冷静な判断力(=専門性)』という話しを施設内研修でしています。木子里ではいつでもスタッフが自発的に学べるように、専門書を集めて『木子里文庫』をつくっています。今日の研修会場では「子どものこころの問題を支援する気づきと対応の研修テキスト」という埼玉県が発行した冊子を配布していました。「2ヶ所目もできたばかりなので、スタッフの学習に活用させていただきます」とお伝えすると「それでは・・・」と担当の方が少し多目に手渡してくれました。スタッフが実践の中で体感していることは科学的に理論化されていることがよくあります。開設当初、スタッフ全員に今年の研修課題の本をプレゼントしました。夏休み中に非常勤スタッフの一人が「本をもらったときにはよくわからなかったけれど、お盆休みに読んでみたらよく理解できました」と嬉しそうに報告してくれました。1冊の本や1回の研修がすべてを解決してくれるわけではありませんが、確実に子どもをみる力につながっていくのだと思います。
今日、行政が実施する『ペアレントサポートワークショップ指導者育成研修』に参加してきました。なんだか難しそうなお題ですが、内容を平たく言うと「参加者のつながりを形成しながら、子どもたちの行動のしくみを理解し、ほめによってそれぞれの目標をスモールステップで達成していくプロセスを共に学ぶ」という感じでしょうか。木子里の児童発達支援は親子で通所していただいているので、すでに小さなコミュニテイができています。この空間を使ってワークショップをやってみたい、と考えていますがスタッフの学習がもう少し必要です。木子里に兄弟のような木子里テラスもでき、いろいろなことに挑戦したい気持ちと堅実に一歩一歩いきたい気持ちの両方を抱えているのはとても贅沢な悩みです。研修に参加して官民問わず、さまざまな立場の方と交流できるのも楽しみのひとつです。他市の児童福祉に携わる方ともお話しができました。新しい制度の中でその質はどう問われるのか、信頼されるデイサービスとはどういう施設か。わずかな時間ですが、とても勉強になるお話をうかがうことができました。いただいたアドバイスは木子里に持ち帰り、すぐにスタッフに報告しました。今日出会った方に「熱意があるところに人は集まる」「人は人に集まる」と言われました。つい最近、「風通しの良いところであってほしい」という要望を保護者の方からいただいたことを思い出しました。何かを怠ったゆえにいただいた要望だと感じています。たくさんのご意見をしっかりと受け止めて、時間はかかってもより良い木子里になることを目指して、チームで一丸となってがんばっていきたいと思います。
あいにくの雨模様でしたが、木子里テラスの初日は小学部高学年と中学生のクラスでスタートしました。木子里で慣れ親しんだスタッフも異動しているので新しい施設にも混乱することなく、みんな安心して和気あいあい、のびのびと過ごしていました。初日のおやつはみんながお得意のホットケーキを食べました。もちろん自分たちで作ります。ごちそうさまのあとは自分たちが使った食器をキッチンに片づけました。木子里テラスは『生活』そのものを大切にしています。おやつのあとは日常的な道具を知ってもらうために、中学生と一緒にドライバーを使ってカラーボックスを組み立てました。スタッフが最小限にフォローする中で根気強く、最後まで取り組んでくれました。できあがったボックスを和室に設置するところまでお願いしました。「寒くなる前に庭でバーベキューしたいね~」とスタッフもこれからたくさんのことに挑戦していけることを楽しみにしています。急ピッチで進めた2ヶ所目の開設に、事務能力が追いつかず・・・一部の方に確認のお電話をいただきました。お詫びに伺うと「忙しくて大変でしょ?」と逆に気遣っていただきました。申し訳ない気持ちとありがたい気持ちでいっぱいです。その気持ちをエネルギーに変えて、子どもたちとの放課後に注いでいきます。
夏休みが明けて、学校生活のリズムも取り戻せてきたので「そろそろ何か始められそうだね」と染めものに挑戦しています。スタッフが持ち寄ったたまねぎの皮で、シルクとさらしを染めてみました。『魔法のお水』と名づけたみょうばん液で上品な色合いに仕上がりました。6年生の男の子に、たまねぎの皮を煮込むためにカセットコンロの点火を体験してもらった曜日もあります。「触ったことない。初めてやる」というその子に「火があぶないってことは知ってる?」と訊くと「それはわかる!」としっかりとした口調で答えたので「これは大切な仕事なのであなたにお願いするよ」と話しました。慎重に点火するときは何とも言えない表情をしていました。「このまま20分煮るから、時間になったら教えてください。今からだと長い針が10だね」と次の仕事も託しました。染め上げた布はアイロンをかけ、ミシンではし縫いをしてからそれぞれ持ち帰ります。長い工程ですが、スタッフがサポートしながら、子どもたちと一緒に少しずつ進めていきます。
4日(水)に埼玉県庁に行き、木子里テラスの指定申請書類を受理してもらいました。書類に受付印をドンっと押してもらいホッとしたとたんに、雷がゴロゴロっとなりました。担当の方が「これ使って下さい」と傘を貸して下さいました。申請書類を受け取ってもらった安堵感と担当の方の優しさがあいまって、少し泣きそうになりました。木子里テラスは、住宅地の中の一戸建です。1ヶ所目の木子里とは違う大変さがありました。何度か埼玉県の担当職員の方や所沢市の担当課の方に相談にのっていただきながら、ここまで来ました。木子里開設から半年。休憩時間や休日も返上で、さまざまな立場の方たちと懇談してきました。中には私たちのように「子どもたちのために放課後等デイサービスをつくりたい!」とがんばっている人たちもいます。開設までには『人材』『場所』『資金』などクリアしなくてはならない問題があります。ともに学び励まし合える関係を築いていきたい、と思います。木子里テラスが奇跡的に10月に開設できるのも、たくさんの方々のご理解とつながりがあったおかげ、と感謝しています。
今日は木子里テラスのフェンスを彩るためのお花の苗を購入しました。月曜日に木子里に通う子どもたちと一緒に、ハンギングバスケットをつくろうと思います。プライバシー保護と安全対策にもなるので、一石三鳥?です。その次は玄関に置く大きなコンテナで寄せ植えづくり・・・と夢が広がります。
残暑がきびしい中、『木子里テラス』の内覧会にお越しいただいたみなさん、ありがとうございました。「本当にお家なんですね」とほとんどの方に言われました。ご家族でみえる方も多かったです。玄関先では、お出迎えのときには「暑い中、ようこそいらっしゃいました」「こんにちは」「おじゃましま~す」、お見送りのときには、「また今度」「また来るね」「待ってるからね」と自然に挨拶の言葉が飛び交いました。畑と生活感のある施設・・・という思いが、内覧会に来た方々とお話しする中で、「みんなで育てた野菜を収穫したら、キッチンでお料理して、片づけのお皿洗いもしましょうか」「土いじりをしたあとは、シャワーを浴びて、そのあとはお風呂掃除もしちゃいましょう」「お洗濯もできますよね?」と子どもたちに身につけてほしい生活の中の仕事が具体的に出て来ました。「自立ですよね」と私たちが目指すものを明るく言い切って下さった保護者の方もいました。高校生の活動の必要性もうかがうことができ、「まだ何かできそうだ」という気持ちがわいてきました。「学校でのPRが難しいようだったら、私たち保護者が間に入りますよ」と申し出て下さる方もいました。施設を見ていただくことが第一の目的でしたが、『みんなの願いや思いを伝え合うことの大切さ』を改めて感じた2日間でした。木子里テラスはOB・OGになっても子どもたちが「元気にやってるよ!」と立ち寄ってくれる・・・そんな場所になりそうな気がしています。
3月の木子里の開設以来、今以上のご利用回数を希望される方や待機していただいている方たちのために、なんとか2ヶ所目を・・・という思いで木子里の運営の合間や休日に物件を探し歩きました。第2木子里は、活動方針を変えることなく、畑つきで生活感のある施設にしたい、と考えていました。当初は同じ小手指地域を考えていましたが、なかなか条件が合う物件が見つからず、あきらめかけていた時に出会ったのが山口にある一戸建てです。木子里からは車で10分ほどでしょうか。落ち着いた外観に、間取りがとても使いやすく広さも充分条件を満たしていました。窓から見える風景は、どこかほっとさせてくれます。ひまわり畑の壁面装飾にとりくんだときには、ここから見える真夏の雲を参考にしました。木子里と木子里テラス・・・2つの施設は兄弟のようにつながっていきます。「西武園の花火もきれいですよ」とオーナーさんが教えてくれました。来年の夏は、オプションで花火を見ながら高学年と夕食会、なんてとりくみもできそうです。わくわくします。今週末は、ごくごく内輪で1回目の内覧会を行います。現在、木子里を利用していただいている方と待機の方にご案内しています。ご利用希望の状況を確認したうえで、クラス編成をしていきたいと思います。まだ、保育関係の備品が搬入されていませんが、見学に来ていただくと『木子里テラス』のネーミングに納得していただけるのでは、と思います。木子里同様に、よろしくお願いします!
13日~15日までの3日間、木子里は夏休み閉所とさせていただきました。「今年の暑さでみなさん夏バテしてませんか?」と、連絡帳などでスタッフの体調を気遣って下さる方もいらっしゃいました。「ありがたいよね。がんばろう!」とスタッフ間で共有しています。夏休みも残り2週間になりました。壁面のひまわり畑も完成しました。夏休みだけ利用の高校生もすぐに馴染んでみんなと一緒にとりくんでくれました。公園でセミの抜け殻を大事に持ち帰った小学生の男の子がいたので、急遽みんなが大好きな昆虫コーナーも設けました。みんなで段ボールの紙を一枚はがして作った木の幹に抜け殻をのせると、ギザギザの足の部分がしっかりとくっつきました。「自然の力ってすごいね」と、スタッフも子どもたちと一緒に驚いたり喜んだり・・・午前中の幼児さんたちが、ペーパークラフトのかぶとむしやてんとうむしを見て「とって!とって!」とせがむ姿も見られ、とても可愛らしかったです。
前半は、『のんびり楽しく仲間とすごす生活』の中で、場面が変わる際にはけじめをつけられるように、あそびの中にもルールがあることを伝えよう、失敗を恐れずに自分の力で挑戦できるように励まそう、言葉の大切さを伝えよう、とスタッフから子どもたちへの働きかけを大切にしました。
後半は、ぶどう狩りやお寿司ランチ、『KIKKORIまつり』などを計画しています。施設外の活動や行事を企画することで、子どもたちが『わくわく体験を通して学ぶ』ことができるように、ミーテイングと準備をしっかりしていきたいと思います。
昼食後、ゆったりと木子里でのんびり過ごせる夏休みになりました。より丁寧に、よりおおらかに子どもたちと関われるように配慮していきたいと思います。長期休みには生活のリズムが崩れがちです。木子里では子どもたち一人ひとりの表情や保護者のみなさんと連絡帳のやりとりを通して、子どもたちのコンディションを整えていきながら楽しい夏休みになるように工夫していきます。
木子里では、壁面にひまわりが咲き始めました。満開までもう少しです。夢のようなひまわり畑に「夏の曇ってこうだよね」とリアルも追及してみました。眺めているとみんなの元気が伝わってきます。
木子里の夏休みの『とりくみ』は、子どもたちの話し合いから生まれています。話し合いの場では、スタッフが口をはさむ余地がないほど積極的に意見が出されました。スタッフの考えていた企画と同じもの、またはそれ以上のものが次々と出てきたことに驚かされました。「みんなの願いとスタッフの願いが一緒ってすごい!すてきだよね!」と嬉しくていつもよりも大きな声で言ってしまいました。大人の考えを超えるものもいくつかあり、「なんとか形にしたい!」とがんばっています。こんな風にスタッフも子どもたちに育てられています。
*すでにとりくんでいる『楽しいこと』『おいしいもの』はフォトギャラリーをご覧ください。
開設からこれまで、木子里では3回の施設内研修を実施してきました。テーマは毎回そのときに必要と思われる題材にとりくんでいます。4回目は、スタッフみんなの親睦を深めながら、夏休みに向けてさらに結束できる内容にしたい、と考えていたところ・・・山口に『COROT』さんという面白い古民家を見つけました。「次の研修はここでやってみよう!」と打ち合わせに伺ってみると・・・初めてなのにどこか懐かしい、ジブリ作品の中に飛び込んだような、すてきな空間がそこにはありました。研修の内容は、施設の視察と畑から収穫させていただいたものを使ってみんなで昼食をでつくることです。短い時間の中で、みんなが自分の役割を果たしながら連携しチーム力もUP!これから木子里でとりくんでいくことへのヒントもたくさんありました。一番の収穫はCOROTのスタッフの方に『自然農』について教えていただいたことです。人の生き方にも通じる奥深いお話を聞くことができ、木子里でこれからつくる畑でも参考にさせてもらうことにしました。かまどでのご飯炊きや材料の収穫など、新しいことに挑戦したスタッフもいました。みんなで協力してつくった昼食は最高においしかったです。(スタッフの腕前はフォトギャラリーでご覧下さい)このところ仕事に追われる毎日でしたが、久しぶりにゆっくりと昼食をとりました。これからはゆったりとした時間もみんなで大切にしていきます。
今週の木子里は『おにぎりパーテイ』で盛り上がっています。2週間前から、「どんなおにぎりが好き?」と子どもたちに投げかけてきました。ツナマヨ、サケ、梅干し、焼肉などなど、たくさん出た意見を紙とおりがみで形にしてみました。そしてついに!!!今週はおやつに本当のおにぎりを作って食べる『おにぎりパーテイ』を開催しています。普段はおやつをあまり食べない子も、おにぎりだったら作って食べますよ、という勢いで具を選び、みんなで楽しみながらMYおにぎりづくりに挑戦していました。スタッフからのアドバイスにも「おいしくなるなら」と素直に耳を傾けてくれました。できあがったおにぎりを早く食べたくてしょうがない子には「いただきますまで待とうね」と少し頑張ってもらう場面もありました。「このご飯はこんぶとお塩と一緒に炊いてあるんだよ」「そのこんぶ食べたい!」「サケとって下さい」「少し待ってね」「もう少しご飯の真ん中をくぼませようか」(どう?すごいでしょ)「上手にできたね」(ぼくのも見て!)「星形やハート型ののりもあるよ」「それはMちゃんがみんなのために切ってくれたんだよね」(となりではにかむMちゃん)、楽しい雰囲気の中で自然に気持ちを言葉やしぐさで伝え合うことができています。木子里では、こうしたとりくみをスタッフみんなでアイデアを出し合って準備をし、子どもたちに丁寧に伝えていきます。「次はこうしてみようか」と振り返りもしっかりやっています。スタッフも頑張った分だけ子どもたちの笑顔が返ってくるので、どんどん頑張ってしまいます・・・
おやつタイムには面白いことがたくさんあります。冷やし中華を見て「これがおやつなの?!」と言いながら「次はうどんにしてね」とリクエストがきたり・・・今月のヒットおやつのフレンチトーストは低学年の子どもたちが下ごしらえから一生懸命準備してくれました。焼きたてのふわふわアツアツを食べました。「どうしよう!どうしよう!」と言い始めた子に「どうしたの?」と聞くと「おいしすぎておかわりしたくなっちゃたんだよ」と真剣に相談してくれました。何度か挑戦して手慣れてくると「どうしよう!」と言っていた子も「今日は2つ食べたらおかわりを4つ食べるからね」と宣言してから焼いてくれるようになりました。 何気ないことですが、これも経験を重ねて見通しが持てたということでしょうか・・・送りの車の中で「今日のおやつ、材料とかママに教えてほしいんだけど」と話す子もいました。「わかった。次の通信にのせるね」「絶対だよ」「はい。約束します」とスタッフとの会話も弾みました。
今日は所沢特別支援学校の運動会でした。午前中だけでも、と出かけましたが・・・下級生のために道具を運んで設置する高等部の子どもたちの姿に感動して、最後の全員リレーまで応援してしまいました。木子里に通う小学生、中学生の子どもたちはもちろんですが、みんなの目標となっている高等部の先輩たちの姿も頼もしく、とても立派でした。競技中、一人ひとりに寄せられるコメントは毎日子どもたちとすごす先生だからこそ、と感じるメッセージが込められていました。元気でたくましい体づくりは将来進路と向き合う時に必要な力となります。苦手でも、つらくても少しだけがんばってみる・・・そして必ず励ましてくれる人がそばにいる・・・そういう経験が貴重なのだと思いました。
公園であそんだ帰り道。「危ないから手をつなごうね」スタッフが差し出した手を振り払う低学年の男の子がいました。「手なんかつながなくてもぼくは大丈夫だよ!」そんな気持ちが伝わって来ました。でも、やっぱり大切なあなたを安全に連れて帰りたい・・・と少し悩みました。一緒にそばを歩いていた6年生の男の子に「手をつないであげてくれる?」と頼んでみると「うん?いいよ」とすぐに手を差し出してくれました。するとどうでしょう。あれほど大人の手を振り払っていた子がとてもうれしそうに手をつなぎました。しばらく2人の様子を後ろから見守ることにしました。プールの横で走り出そうとして離れそうになった小さな手を6年生の男の子はしっかりとつなぎ直していました。任されたことを受け止めてやり遂げようとする誠実さを垣間見せた6年生。手をつなぐことに折り合いをつけた2年生。2人の後ろ姿を見ながらなんとも言えない気持ちになりました。
月曜日から金曜日まで、木子里に来る子どもたちがみんなでつくりました。それぞれの曜日にみんなが何かしらの作業に関わっています。仕上げは高学年と中学生が中心になってくれました。うろこの一枚一枚にその子らしさが出ています。目玉も金銀のアクリル絵の具を使って迷いのない筆遣いで豪快に描き、貫禄あるものになりました。子どもたちのパワーが伝わってきます。
木子里は2階にあるのですが、窓が大きく明るいので道路を歩く人たちからもこいのぼりが見えます。今朝も幼稚園に登園中の地域のお子さんが気がついて嬉しそうにこちらを指さしている姿がありました。
巨大なコラボ作品にスタッフも予想以上にエンパワメントされて「次は何をつくる?」と意気込んでいます!
*製作の様子はフォトギャラリーをご覧ください。
木子里では、曜日によって通ってくる子どもたちが違います。40人近い子どもたちがいるので固定のロッカーが決められませんでした。それでも、「木子里には自分専用のロッカーがある」ということを大切にしたいので、スタッフがマジックテープを使ったネームプレートを手づくりしました。毎日、その日に来る子どもたちの名前のものに付けかえています。マークも子どもたちの好きなキャラクター、花や車などみんな違っています。車の絵が気に入ってみんなの分をはがしてしまう子がいましたが、何回か「みんなの大切なものです」と伝えたところ、自分の車のプレートだけをはがして絵本の中を走らせていました。面白いあそびに発展したので、スタッフは「今度はあそびに使えるいろんなプレートもつくろう!」と話し合っています。
木子里では2台の送迎車をフル活用しています。ノアとキューブですが、スタッフと子どもたちは 『KIKKORI号』と『KIKKORIジュニア号』と呼んでいます。木子里マークのマグネットシートをつけて 市内を走ります。木子里マークは「放課後等デイサービスの設立がやっと実現できる!」と仲間と確かめ合った日に描きました。気のせいかもしれませんが、周囲の車に譲っていただける機会が多いように感じています。送迎車に乗り込む子どもたちの足取りが軽いこと、保護者の方に無事に手渡したあとも車に手を振ってくれる子どもたち(中には追いかけてくる子も・・・うれしいけれど気をつけて)の姿にスタッフは喜びを感じ、「明日もがんばろう!」と思っています。
昨日、来賓のみなさんと木子里を応援してくださるみなさんをお招きして開所式を行いました。
お休みの日に木子里のためにお集まりいただいたみなさん、ありがとうございました。
今日は明日からのサービスの開始に向けて、スタッフが集合しました。
午前中は職員研修を行い、木子里が子どもたちのために大切にしていきたいことをみんなで確認しました。
午後は明日からの送迎ルートの安全確認を2台に分かれて行いました。
開設の準備に追われてしまい、諸連絡が遅れがちになっていました。
ご利用を希望される方に不安な思いをさせてしまったケースもありました。
対策をしっかり話し合って、これからのサービスで挽回できるように努力します。
まだまだ未熟な木子里ですが、よろしくお願いします。
契約会を4回開催して、ご利用が決定したみなさんと無事に契約を結ぶことができました。
木子里の施設が人であふれた説明会から個人面談を経て、契約会でお会いするみなさんの
表情がだんだん明るくほころんでくるのを感じてうれしくなりました。
お断りする方を最小限にしたい、という気持ちから
月曜日と火曜日を中学生の日、水曜日・木曜日・金曜日を小学生の日、としました。
社会的な年齢に考慮し、地域を大切にしながら活動の内容もよりねらいをもってとりくめます。
苦肉の策が結果的には「これはいいかも・・・」というものになりました。
個人面談でのお母さんたちの声も参考にさせていただきました。ありがとうございました。
1週間後、春休みからいよいよサービスが開始します。
スタッフ一同、緊張感をもってお子さんたちをお迎えします。
もちろん笑顔も忘れずに・・・がんばります!