夏休みのゆったりした活動時間を活用して、5月に開設したB型就労支援事業所『木子里LYKKE』とコラボしてランチと特別活動を企画しました。
①小中学生のピザづくり
②中高生の科学るおやつづくり
③中高生のテーブルマナー
にとりくみました。
高校生には、ランチ後キッチンの片付けとホールの掃除など職業体験をしてもらいました。徹底した衛生管理のもと、どの子も任された仕事に落ち着いて丁寧にとりくんでいました。
木子里グループでは、ぶどう狩りや野菜の栽培など、さまざまな食育活動にとりくんでいます。
子どもたちにとって大切な節目となる年度の変わり目に、コロナウィルスの感染拡大による緊急事態が発生しました。感染予防を念頭におき、私たちにできることは何か、を考え続けています。
木子里グループでは、感染拡大予防のためのお休み協力をいただきながら、縮小保育のかたちをとってきました。6月に入り、分散登校が始まった時点で少しずつ通常に近いサービス提供に戻しているところです。
学校休業が長期にわたり、子どもたちの体力の低下が問題になっています。久しぶりに登校した子どもたちの疲労感を見ていると、本来の生活リズムや体力を取り戻すには時間がかかりそうだな、と感じました。学校生活に合わせて、少しずつ、焦らずに新しい生活様式の通常サービスに戻していきたいと考えています。
星の宮にある木子里クエストでは、室内レイアウトと活動プログラムを感染予防に対応して変更しました。学習支援と造形活動、屋外活動を3本柱に据え、体の緊張をほぐすピンポイントトレーニングタイムやリズムあそびも行っています。学習支援では、こちらの予想を上回って子どもたちがとても意欲的にとりくんでいます。学校に合わせて1コマが45分~50分のプログラムを用意しましたが、子どもたちが集中して熱心にとりくんでいるときには60分を越えて学習に向き合っていることもあります。
私たちが行う学習支援は、プリントに正解が書けるようになること、だけではなく「学ぶことは楽しい」と感じてもらうこと、ていねいにとりくむこと、学びのやりとりを通してソーシャルスキルをあげること、を目的に行っています。これまで得意としてきたグループワーク(=アクティブラーニング)はしばらくお預けですが、ひき続き子どもたちにとって魅力的な活動を工夫していきます。
分散登校期間は、送迎業務が目が回るほど複雑になります。先日お迎えにうかがった中学校では、「今年度もよろしくお願いします!」と久しぶりにお会いできた先生が元気よく声をかけて下さいました。「みんな、がんばっている・・・」共感しすぎて泣きそうになりました。ご家庭や学校にご迷惑をかけることがないように、保護者のみなさんと連携しながら、受け入れの準備や確認作業を大切にしていきます。
子どもたちのために、さまざまな立場の人たちが求められる役割を果たし、ともに励まし支え合っていけると良いな、と思います。
あけましておめでとうございます!昨年4月に移転により児童編成が変わった木子里グループ3施設ですが、夏休み明け頃から子どもたちが落ち着いて過ごせるようになり、それぞれの個性が光る活動が展開できるようになりました。これからもみんなの『楽しい!』を基本に、ライフステージに合わせたサポートを大切にしていきます。中高生が主体的に過ごせるプログラムにとりくんできた木子里クエストでは、12月に初めて壁面装飾の共同制作に挑戦しました。土台から少しずつとりくみ、年末に一気に仕上げました。わいわい大勢でとりくむ子、順番を根気強く待つ子、「やらないよ」と言いながらそばでずっと見守る子、とりくむ姿勢はさまざまでも無関心な子はおらず、難題もスタッフと子どもたちのチームワークで乗り切り完成までこぎ着けました。制作風景はフォトギャラリーをご覧下さい。最後に、みなさまにとって、今年も良い年になりますように。
中学3年生の男子が「修学旅行のお土産に・・・」と2Lサイズにプリントした写真をスタッフにプレゼントしてくれました!事前学習の段階から行動予定や自分の役割をスタッフに説明してくれていたその子は、きっと楽しく修学旅行に参加できたことでしょう。家族から離れての2泊3日の修学旅行では、たくさんのハードルを越えなければならない場面があったと思います。節目節目で大きく成長する機会を大切にしながら、学校生活を送ってほしい、と日々願っています。『CAFE BEAR』さんのランチは、大仏さまと肩を並べる人気なのですね・・・素敵な写真は壁新聞にしてしばらく施設内に展示しておきます。
父の日に向けて、2週間かけて革のキーホルダーづくりにとりくみました。はじめはイメージしずらかった子も、スタッフがハンマーを使って穴開けや金具をかしめて試作品を作るのを横目に見て、挑戦してみたい気持ちがムクムクと湧いてきたようです。『家族へのプレゼント』というのも動機づけとして効果大です。針仕事を活動に取り入れたいと以前から考えていました。革は布よりも張りがあり、縫いやすいのでちょうど良い機会になりました。作業工程がわかると、「自分で穴開けをしたい!」「縫いたい!」と意思表示する子が増えてきました。レザーの扱いに慣れている子もいれば初めて触れる子もいました。一人ひとりのペースで、できる範囲でとりくみました。今回はステッチなしで仕上げた子が「縫ってみたかった~」とスタッフに気持ちを伝えてくれました。カラフルできれいなロウびき糸やレザーの肌ざわりなど本物に触れる体験や、道具を使いこなせた時の喜びは大きな達成感と自信を子どもたちに与えてくれます。これまでさまざまな造形活動にとりくんできた子どもたちも多く、お手本を見て指導をしっかり聞いていたとは言え、たくましく成長した男の子たちが慎重に、集中してハンマーをしっかりと垂直に振り下ろしていた姿に驚きました。ゆったりと活動できる夏休みにまたとりくんでみたいと思いました。今度は何をつくろうかな?
(株)がくどう舎に迎えた新しい職員の歓迎会を、星の宮にあるBELLE VIE THE GRANDさんで行いました。今年度、がくどう舎が運営する施設は9ヶ所になり、3つの事業を順調に拡充しています。新人と言ってもこれまでの社会経験や年齢はさまざまです。『多様で多才』が私たちの強みです。フルコースのディナーを味わいながら、ミニゲームを楽しみ、お互いの近況や木子里開設時のエピソードも飛び出し、なごやかであたたかい歓迎会になりました。企画を担当してくれた支援員二人には感謝です!